1年を通して散歩に出かけます。
散歩は、足腰を鍛えるだけでなく、自然と触れ合う大切な機会です。
虫、草花などを見つけたり、犬や猫に出会ったりします。
いろいろな所で発見し、立ち止まり、共感を広げていく探索中心の散歩や、目的を持っての散歩、いろいろなところを歩く散歩など、園児の年齢にあわせて様々な散歩にでかけます。
ともだちと一緒に行くことで待ってあげたり、共感しあったり、交通ルールを守るという社会性も育っていきます。
ピアノの曲に合わせてからだを動かします。
走ったり、跳んだり様々な動きで心身のしなやかさやリズム感を育てていきます。
大きい子の姿を見て憧れの気持ちを育てる場にもなっています。
ともだちと一緒に「楽しいな」「気持ちいいな」と感じる時間にもなっています。
手や足だけでなく全身で楽しむどろんこは、『保育園ならでは』のあそびのひとつです。
身近な遊びですが、変化する素材でもあり、創造力や感覚を養います。
一人でもあそべますし、たくさんのともだちともあそべ、年齢を問わずその子にあったあそび方ができます。
季節にとても敏感で、少しでも暖かくなるとどろんこを楽しみます。
大きい年齢の園児は、ツルピカだんごを作って宝物にしています。
手先の器用さだけでなく探究心をくすぐり、そして失敗をくりかえしながら何度も挑戦し根気や持続力も育てていきます。
ままごとの経験は誰でもあると思います。
ごっこあそびは、経験を土台に想像力をふくらませます。
○○になったつもりで「うそっこの世界」を楽しみます。
一人ひとりのごっこあそびから、ともだちと役割を分担して楽しむあそびへ変化していき、みんなで一つのごっごあそび、「劇あそび」を楽しむようになってきます。
生活の経験やお話の世界で、ともだちと一緒にいろいろなごっこあそびを経験することを大事にしています。
劇などの取り組みで、自分以外のものになることで相手の立場や気持ちになって考えられることにつながります。
その土台のごっこあそびはとっても大切です。
ともだちと一緒に生活したり、遊んだりする中でいろいろな関わりを学んでいきます。
ケンカをすることもあります、悔しい思いも経験します。
もちろん、楽しかった!おもしろかった!!と瞳を輝かせ共感しあうことも多くあります。
一人や大人とだけの生活では経験できない感情の交流が保育園の生活ではあります。
あかちゃんから年長児までの縦の関係もあり、上の子のすることに憧れたり、小さい子の世話をしたり、異年齢の仲間も魅力の一つです。
書き言葉を持たない保育園時代の絵には、気持ちや思いがたくさんつまっています。
生活の感動やあそびを絵でお話をし、大人に聴いてもらうことで満足し、嬉しい気持ちになります。
お話を聴くことにより、心の中が見えてきて共感関係が生まれます。
地域の中で失われつつある季節の行事や伝統の行事はもちろん、こま回しや凧あげなど昔からのあそびも保育の中に取り入れ、幼い時の経験が心に残るように企画しています。
保育園児の祖父母の方を9月の行事「おじいちゃんとおばあちゃんとあそぼう会」にご招待し、園児と交流して、楽しい1日をすごしています。
地域の高齢者の園芸サークル茜会さんとは園芸を通し交流をしています。
地域のみなさんに見守られ、心の豊かな園児に育っています。
絵本は心の栄養となる一つの文化です。(よい絵本は年齢を問わず、大人にも感動を与えてくれます。)
テレビやビデオ、DVDなどの映像文化の普及で絵本に親しむ機会が少なくなっています。
園児たちは絵本でお話をしてもらうことが大好きです。
絵本の主人公に自分を重ねて共感したり、日常生活で経験できないことも、絵本の物語の世界でハラハラ、ドキドキしながら、主人公と一緒にさまざまな人生を生きたりすることができます。
その中で自然の不思議や、人間の暖かさを感じて心を耕し、太らせていきます。
絵本の世界を一緒に共感し、「心」を育んでいきましょう。
木は昔から身近にある大切な資源です。
木材や木製品に興味を持ち、木の優しい色合いや、温もりに触れることで、感性豊かな子どもに育って欲しいと思います。